MicrosoftさんのWPFを弄り回して遊んでるときに、ClickOnceという技術があることを知りました。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms996413.aspx
この技術は、要するにブラウザ経由で簡単インストールが出来るという代物なのですが、どうやら完全なマネージドコードでないと完全に対応でき無いらしい。
NyARToolKitCSは100%マネージドコードなので、いけるんじゃないかなーといじっていたところ、あっさり出来ました。
使い方
Hiroマーカを印刷してから、PCにWebカメラを接続して、下記のURLをクリックしてください。ClickOnce経由でデモアプリケーションが起動します。
http://nyatla.jp/nyartoolkit/clickonce/singlemarker/SingleMarkerDirect3d.application
アプリケーションが起動したら、カメラを選択してOKボタンを押してください。キャプチャ画像が出てきます。
カメラでマーカを撮影すると、簡単な3Dモデルがくるくると回ります。
うまく動かないときは、.NetFramework3.5とDirectXをインストールして、もう一度チャレンジしてみてください。
これの凄いところは、ManagedDirect3Dがそのまま開発に使えてしまうこと。もう一つは、URLパラメータを受けられること。Webブラウザから安全にARアプリを起動して、webサイト毎にネットワークからコンテンツをダウンロードするような使い方が出来るわけ。
欠点は、WindowsXP、Vista、7以外では動かない…ことかな。それと、開発環境がちょいとお高い。(StandardEdition以上のVisualStadioが要るらしい。)
Flashよりも重たいアプリケーションが組めるので、何か面白い企画を思いついたら教えてくださいね。
ちなみに、ソースコードはNyARToolkitのサンプルほぼそのままで、プロジェクトファイルを少々いじった程度です。一応GPLv3なので、リクエストをいただければ公開します。