MiMicのネットワーク設定(IPアドレスなど)はWeb画面からも出来るのですが、一度MiMicに接続しないといけないので不便です。
そこで、mbed版だけですが、ローカルファイルシステムに置いたファイルでMiMicの設定を上書きするようにしました。
設定の上書き方法
次のテキストファイルを作成し、”mimic.cfg”の名前でmbedのローカルファイルに保存してください。保存後、mbedをリセットすると設定が上書きされます。
ipaddr=192.168.0.39 netmask=255.255.255.0 gateway=192.168.0.254 macaddr=02:01:02:03:04:05 host=MyMiMicServer srv_http_port=80 srv_mdns=yes
mimic.cfgの例
使用できる値
使用できる値は、7種類です。省略された値は、オンチップの設定をそのまま引き継ぎます。
- ipaddr=auto|[:ip address:]
ipアドレス、または”auto”を指定します。autoを設定した場合、IPアドレスはDHCP→AutoIPの順で自動取得します。 - netmask=[:netmask:]
IPアドレスのサブネットマスクです。ipaddrがautoの場合無視します。 - gateway=[:netmask:]
デフォルトゲートウェイです。ipaddrがautoの場合無視します。 - macaddr=[:emac addr:]
イーサネットカードのMACアドレスです。 - host=[:string:]
mDNSで通知するホスト名です。20文字以下である必要があります。 - srv_http_port=[:unsigned int 16:]
HTTPサーバの起動ポートです。 - srv_mdns= [yes|no]
mDNSサーバを起動するかのフラグ値です。”yes”または”no”を指定します。
注意点
設定ファイルはオンチップの設定情報を”一時的に”上書きするだけです。ファイルを消してしまうと、再びオンチップの設定で起動してしまいます。
Update
2013/06/20: MiMic/1.4.10の拡張情報を追記
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