MiMicRemoteMcu+mbedで日蝕観察装置を作ろう(その2)

この前作った装置の制御用UI(ユーザインタフェイス)ができました。

jsdoitにありますので、そのまま使うことが出来ます。
http://jsdo.it/nyatla/fHGU

説明

このUIは、mbedのAIN0ポート(P15)の入力値を100ms周期で取得して、その5秒間の平均値を記録します。Samplingには100ms毎の値、5sec averageには5秒おきの平均値を、4096(12bit)を100%として表示します。

青いラインは、入力値が前回よりも低かったことを示し、赤いラインは、入力値が前回よりも高かったことを示します。

日蝕時には、照度が急激に減少し、その後回復する様子が観察できるはずです。

使い方

  1. MiMicへ接続します。MiMic IPにMiMicのIPアドレスを入れて、startボタンを押してください。起動すると、グラフの更新が始まります。
  2. 後は放置しておくと、5秒おきにADピンの値を記録していきます。
  3. 記録をセーブするときは、saveボタンを押します。別ウインドウに結果のCSVが表示されるので、メモ帳などにコピペして保存してください。
  4. 記録を停止するときは、stopボタンを押します。MiMicとUIが切断されます。このとき、それまで記録したデータは保持されます。
  5. 記録しているデータをリセットするときは、resetボタンを押します。削除したデータは永遠に失われるので、注意してください。

使用上の注意

MiMicの特性やブラウザのバグにより、いくつか注意点があります。

  1. IEでは動きません。Safari,Chrome,Firefoxで動かしてください。
  2. UIを同時に2画面以上開かないでください。動作が不安定になります。
  3. Firefox12で、MiMicUI動作中に何らかの全角漢字入力を行うと、ブラウザがクラッシュする現象があります。
  4. MiMicUI動作中のタブをバックグラウンドにすると、ブラウザによってはスクリプトが停止したり、速度が低下します。動作中は、タブをフォアグラウンドにするか、他のタブを開かないでください。
  5. jsdoitの反応が悪い場合、スクリプトの起動に時間がかかることがあります。起動したかどうかは、現在時刻が表示されているかで判断してください。

おまけ:ハードウェアの改造

mbedをそのまま天日干しにするのは可哀想なので、センサ部分を外付けにしました。
こんな風に。

で、LEDにも少し細工をしてあります。LEDはそのままだと指向性があるので、鑢で削って頭を平らにしました。指向性を消す為に、削った面はワザと傷だらけにしておきます。

そして、このように外へ取り付けました。

このとき使ったケーブルは、100円均一のスピーカーについていた、3mのケーブルです。100円均一は素晴らしい。簡単な電子部品、工作用品が100円で手に入ります。

ちなみにmbed側はこうなってます。

左側の黒いケーブルが、LEDへ繋がっています。

センサのプルダウン抵抗の2MΩですが、場合によっては1MΩの方が良いかもしれません。明日早起きして微調整しよう・・・。

MiMic+mbedで日蝕観察装置を作ろう(その3)

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