jp.nyatla.nyartoolkit.rpf.tracker.nyartk.status

クラス NyARRectTargetStatus

java.lang.Object

jp.nyatla.nyartoolkit.core.utils.NyARManagedObject

jp.nyatla.nyartoolkit.rpf.tracker.nyartk.status.NyARTargetStatus

jp.nyatla.nyartoolkit.rpf.tracker.nyartk.status.NyARRectTargetStatus

public class NyARRectTargetStatus
extends NyARTargetStatus

このクラスは、RECTステータスのターゲットステータスを格納します。 RECTステータスは、ラベルから推定した矩形の４点座標と、そこから計算できるパラメータを持ちます。

ネストされたクラスの概要

クラスから継承されたネストされたクラス/インタフェース jp.nyatla.nyartoolkit.core.utils.NyARManagedObject

NyARManagedObject.INyARManagedObjectPoolOperater

フィールドの概要

フィールド

修飾子とタイプ	フィールドと説明
int	detect_type [read only]どのような手法で矩形を検出したかを示す値。
static int	DT_FAILED 定数値。
static int	DT_LIDAILY 定数値。
static int	DT_SQDAILY 定数値。
static int	DT_SQINIT 定数値。
NyARIntRect	estimate_rect [read only]頂点予測値のクリップ領域。
int	estimate_sum_sq_vertex_velocity_ave [read only]頂点予想値から計算した、頂点速度の二乗値の合計
NyARDoublePoint2d[]	estimate_vertex [read only]頂点予測位置。
NyARDoublePoint2d[]	vertex [read only]矩形の頂点情報。

クラスから継承されたフィールド jp.nyatla.nyartoolkit.rpf.tracker.nyartk.status.NyARTargetStatus

MAX_OF_ST_KIND, ST_CONTURE, ST_IGNORE, ST_NEW, ST_RECT

コンストラクタの概要

コンストラクタ

コンストラクタと説明
NyARRectTargetStatus(NyARRectTargetStatusPool i_pool) コンストラクタです。

メソッドの概要

メソッド

修飾子とタイプ	メソッドと説明
boolean	setValueByAutoSelect(INyARVectorReader i_vec_reader, LowResolutionLabelingSamplerOut.Item i_source, NyARRectTargetStatus i_prev_status) この関数は、２回目以降の矩形検出で、状況に応じた矩形検出処理を実行して、新しい値をインスタンスにセットします。
boolean	setValueWithInitialCheck(NyARContourTargetStatus i_contour_status, NyARIntRect i_sample_area) この関数は、輪郭ステータスから矩形パラメータを推定して、インスタンスにセットします。
void	shiftByArtkDirection(int i_dir) この関数は、矩形の頂点情報をARToolKitのdirectionモデルに従って回転します。

クラスから継承されたメソッド jp.nyatla.nyartoolkit.core.utils.NyARManagedObject

getCount, initObject, referenceObject, releaseObject

クラスから継承されたメソッド java.lang.Object

equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

フィールドの詳細

vertex

public NyARDoublePoint2d[] vertex

[read only]矩形の頂点情報。4要素です。

estimate_sum_sq_vertex_velocity_ave

public int estimate_sum_sq_vertex_velocity_ave

[read only]頂点予想値から計算した、頂点速度の二乗値の合計

estimate_rect

public NyARIntRect estimate_rect

[read only]頂点予測値のクリップ領域。

estimate_vertex

public NyARDoublePoint2d[] estimate_vertex

[read only]頂点予測位置。4要素です。

detect_type

public int detect_type

[read only]どのような手法で矩形を検出したかを示す値。DT_XXXの値を取ります。

DT_SQINIT

public static final int DT_SQINIT

定数値。初期矩形検出に成功し、値を更新したことを示す。

関連項目:

定数フィールド値

DT_SQDAILY

public static final int DT_SQDAILY

定数値。ラベル情報を元にした検出に成功し、値を更新したことを示す。

関連項目:

定数フィールド値

DT_LIDAILY

public static final int DT_LIDAILY

定数値。直線トレース検出に成功し、値を更新したことを示す。

関連項目:

定数フィールド値

DT_FAILED

public static final int DT_FAILED

定数値。検出できず、過去のデータをそのまま引き継いだ事を示す。

関連項目:

定数フィールド値

コンストラクタの詳細

NyARRectTargetStatus

public NyARRectTargetStatus(NyARRectTargetStatusPool i_pool)

コンストラクタです。 この関数は、所有されるプールオブジェクトが使います。ユーザは使いません。

パラメータ:

i_pool - プールオブジェクトのコントロールインタフェイス

メソッドの詳細

setValueWithInitialCheck

public boolean setValueWithInitialCheck(NyARContourTargetStatus i_contour_status,
                               NyARIntRect i_sample_area)
                                 throws NyARException

この関数は、輪郭ステータスから矩形パラメータを推定して、インスタンスにセットします。 関数の成否にかかわらず、入力オブジェクトとインスタンスの状態が変化することに注意してください。 関数が成功すると、DT_SQINITをdetect_typeにセットします。

パラメータ:

i_contour_status - 輪郭ステータスを格納したオブジェクト。 関数を実行すると、この内容は変更されます。

i_sample_area - ラベル情報から得たラベルのクリップ範囲です。

戻り値:

関数が成功するとtrueを返します。

例外:

NyARException

setValueByAutoSelect

public boolean setValueByAutoSelect(INyARVectorReader i_vec_reader,
                           LowResolutionLabelingSamplerOut.Item i_source,
                           NyARRectTargetStatus i_prev_status)
                             throws NyARException

この関数は、２回目以降の矩形検出で、状況に応じた矩形検出処理を実行して、新しい値をインスタンスにセットします。 関数が成功すると、detect_typeに値をセットします。

パラメータ:

i_vec_reader - 画素ベクトルを読みだすためのオブジェクト。

i_source - ラべリングから得られたサンプル情報。（存在しないときはNULL）

i_prev_status - 前回の状態を格納したステータスオブジェクト。

戻り値:

値のセットに成功するとtrueを返します。

例外:

NyARException

shiftByArtkDirection

public void shiftByArtkDirection(int i_dir)

この関数は、矩形の頂点情報をARToolKitのdirectionモデルに従って回転します。 マーカパターンから方位値を得た後に、頂点順序を調整するために使います。

パラメータ:

i_dir - ARToolKitのdirection値