jp.nyatla.nyartoolkit.rpf.tracker.nyartk

クラス NyARVectorReader_Base

java.lang.Object

jp.nyatla.nyartoolkit.rpf.tracker.nyartk.NyARVectorReader_Base

すべての実装されたインタフェース:

INyARVectorReader

直系の既知のサブクラス:

NyARVectorReader_INT1D_GRAY_8

public abstract class NyARVectorReader_Base
extends java.lang.Object
implements INyARVectorReader

このクラスは、NyARVectorReaderインタフェイスのうち、画素形式に依存しない関数を実装する抽象クラスです。 INyARVectorReader.getAreaVector33(int, int, int, int, jp.nyatla.nyartoolkit.core.types.NyARVecLinear2d)とINyARVectorReader.getAreaVector22(int, int, int, int, jp.nyatla.nyartoolkit.core.types.NyARVecLinear2d)関数が未実装です。 派生クラスで画素アクセス関数を実装して、最終的なクラスに仕上げます。

メソッドの概要

メソッド

修飾子とタイプ	メソッドと説明
void	initInstance(NyARGrayscaleRaster i_ref_raster, INyARCameraDistortionFactor i_ref_raster_distortion, NyARGrayscaleRaster i_ref_rob_raster, NyARContourPickup i_contour_pickup) この関数は、インスタンスを初期化します。
boolean	traceConture(int i_th, NyARIntPoint2d i_entry, VecLinearCoordinates o_coord) この関数は、ヒント画像の基点から輪郭点をトレースして、元画像の輪郭ベクトルを配列に返します。
boolean	traceConture(NyARIntCoordinates i_coord, int i_pos_mag, int i_cell_size, VecLinearCoordinates o_coord) この関数は、カーネルサイズを指定して、ヒント画像の輪郭座標から、元画像の輪郭線のベクトルを得ます。
boolean	traceLine(NyARDoublePoint2d i_pos1, NyARDoublePoint2d i_pos2, int i_edge, VecLinearCoordinates o_coord) この関数は、元画像の点1と点2の間に線分を定義して、その線分上のベクトルを配列に得ます。
boolean	traceLine(NyARIntPoint2d i_pos1, NyARIntPoint2d i_pos2, int i_edge, VecLinearCoordinates o_coord) この関数は、元画像の点1と点2の間に線分を定義して、その線分上のベクトルを配列に得ます。
boolean	traceLineWithClip(NyARDoublePoint2d i_pos1, NyARDoublePoint2d i_pos2, int i_edge, VecLinearCoordinates o_coord) この関数は、クリッピング付きのライントレーサです。

クラスから継承されたメソッド java.lang.Object

equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

インタフェースから継承されたメソッド jp.nyatla.nyartoolkit.rpf.tracker.nyartk.INyARVectorReader

getAreaVector22, getAreaVector33

メソッドの詳細

initInstance

public void initInstance(NyARGrayscaleRaster i_ref_raster,
                INyARCameraDistortionFactor i_ref_raster_distortion,
                NyARGrayscaleRaster i_ref_rob_raster,
                NyARContourPickup i_contour_pickup)

この関数は、インスタンスを初期化します。 継承クラスのコンストラクタから呼び出す。

パラメータ:

i_ref_raster - 基本GS画像の参照値。

i_ref_raster_distortion - 歪み解除オブジェクト(nullの場合歪み解除を省略)

i_ref_rob_raster - 基本GS画像のヒント画像の参照値。

i_contour_pickup - 輪郭線取得オブジェクト

traceConture

public boolean traceConture(int i_th,
                   NyARIntPoint2d i_entry,
                   VecLinearCoordinates o_coord)
                     throws NyARException

この関数は、ヒント画像の基点から輪郭点をトレースして、元画像の輪郭ベクトルを配列に返します。 輪郭ベクトルの検出特性については、traceConture(NyARIntCoordinates, int, int, VecLinearCoordinates)を確認してください。

定義:

traceConture インタフェース内 INyARVectorReader

パラメータ:

i_th - 輪郭を判定するための敷居値。0から255の範囲です。

i_entry - 輪郭点のエントリポイントです。輪郭を構成する点の一部を指定します。

o_coord - 輪郭点を出力する配列です。

戻り値:

輪郭点の抽出に成功すると、trueを返します。

例外:

NyARException

traceLine

public boolean traceLine(NyARIntPoint2d i_pos1,
                NyARIntPoint2d i_pos2,
                int i_edge,
                VecLinearCoordinates o_coord)

この関数は、元画像の点1と点2の間に線分を定義して、その線分上のベクトルを配列に得ます。 点は、画像の内側でなければなりません。 この関数はクリッピング処理を行いません。クリッピングが必要な時には、traceLineWithClipを使います。 輪郭ベクトルの検出特性については、traceConture(NyARIntCoordinates, int, int, VecLinearCoordinates)を確認してください。

定義:

traceLine インタフェース内 INyARVectorReader

パラメータ:

i_pos1 - 点1の座標です。

i_pos2 - 点2の座標です。

i_edge - ベクトルを検出するカーネルサイズです。(n*2+1)*(n*2+1)のカーネルになります。

o_coord - 結果を受け取るオブジェクトです。

戻り値:

抽出に成功すると、trueを返します。

traceLine

public boolean traceLine(NyARDoublePoint2d i_pos1,
                NyARDoublePoint2d i_pos2,
                int i_edge,
                VecLinearCoordinates o_coord)

この関数は、元画像の点1と点2の間に線分を定義して、その線分上のベクトルを配列に得ます。 点は、画像の内側でなければなりません。 この関数はクリッピング処理を行いません。クリッピングが必要な時には、traceLineWithClipを使います。 輪郭ベクトルの検出特性については、traceConture(NyARIntCoordinates, int, int, VecLinearCoordinates)を確認してください。

定義:

traceLine インタフェース内 INyARVectorReader

パラメータ:

i_pos1 - 点1の座標です。

i_pos2 - 点2の座標です。

i_edge - ベクトルを検出するカーネルサイズです。(n*2+1)*(n*2+1)のカーネルになります。

o_coord - 結果を受け取るオブジェクトです。

戻り値:

抽出に成功すると、trueを返します。

traceConture

public boolean traceConture(NyARIntCoordinates i_coord,
                   int i_pos_mag,
                   int i_cell_size,
                   VecLinearCoordinates o_coord)

この関数は、カーネルサイズを指定して、ヒント画像の輪郭座標から、元画像の輪郭線のベクトルを得ます。 輪郭ベクトルは、隣接する要素が似ている場合、加算してまとめられます。隣接していないベクトルはまとめられません。

定義:

traceConture インタフェース内 INyARVectorReader

パラメータ:

i_coord - ヒント画像の輪郭点

i_pos_mag - ヒント画像と元画像の倍率(1/2なら2)

i_cell_size - ベクトルの領域サイズ

o_coord - 画素ベクトルを返却するオブジェクト。

戻り値:

処理に成功するとtrue

traceLineWithClip

public boolean traceLineWithClip(NyARDoublePoint2d i_pos1,
                        NyARDoublePoint2d i_pos2,
                        int i_edge,
                        VecLinearCoordinates o_coord)
                          throws NyARException

この関数は、クリッピング付きのライントレーサです。 元画像の点1と点2の間に線分を定義して、その線分上のベクトルを配列に得ます。 座標は、適切に画像内にクリッピングします。

定義:

traceLineWithClip インタフェース内 INyARVectorReader

パラメータ:

i_pos1 - 点1の座標です。

i_pos2 - 点2の座標です。

i_edge - ベクトルを検出するカーネルサイズです。(n*2+1)*(n*2+1)のカーネルになります。

o_coord - 結果を受け取るオブジェクトです。

戻り値:

処理に成功するとtrue

例外:

NyARException